こんにちは。
しんどう整骨鍼灸院の神藤です。
先週アメブロで、
週の魚 “カツオ” についてチョットかきました。
ご存知のようにカツオは非常に鉄分の多い魚です。
ですから貧血傾向の方や貧血状態の人にはオススメの食材ということになっています。
でもこの鉄分が多いことが仇となって結構扱いが難しい魚でもあります。
ようは足が早い、つまり腐りやすいということ。
とまあ、こちらではそういった話はおいておいて…
鍼灸施術などでは、貧血や貧血傾向にどう対処するか?
ちょっと考えてみたいと思います。
本当の意味で貧血の場合、
西洋医学的にはやはり鉄分の補給ということになりそうですが、
貧血傾向あるいは貧血に似た症状の場合にも鉄分の補給が必要なのでしょうか?
体内に鉄分が実際に少ない場合は、鉄分の補給は必要ですが、
体内に存在しているときは、余り吸収しにくいという話もあります。
体内で鉄分が存在する場合は、
赤血球中ヘモグロビンや
肝臓に蓄えられる際のフェリチン、
筋肉中のミオグロビンンのどこかに存在しています。
ですから鉄分が必要になったら貯蔵されているところから引っ張ってきたり、
古くなった赤血球を破壊して鉄分を取り出す、
という作業が必要になります。
鍼灸施術では、実際に鉄分を補うということはできませんから、
ツボや経絡によって体の働きを調整することで、
鉄分のやりとりがスムーズに行われるようにする、
ということになります。
鉄分の存在しているところは、
肝臓や筋肉、赤血球中ですが、
これらすべて東洋医学でいう“肝”に含まれる
或いは“肝”との関係が非常に深いと考えられています。
ですから鍼灸や漢方薬では“肝”の働きを整える、
といった施術や処方が多いようです。
それともう一つ、
赤血球を破壊して鉄分を取り出す場所として、
脾臓があります。
こちらは東洋医学においては“脾”とよばれ、
“脾”がしっかり働けば
鉄分の再利用がしっかり行われると考えられます。
ですから、鍼灸施術では“脾”がしっかり働けるように施術します。
実際はこんなに単純な話ではないのですが、
端的に表すとこんな感じでしょうか…。
当院では、
以上のような考えから
鍼灸理論をもとにツボや経絡を介して
鉄分のやり取りがスムーズに行われ、
十分に血液循環が行われるような施術を行っていきます。
ただし、鍼や灸を使う際は
ブスブス刺したり、火傷をするようなお灸は
ほとんど行いませんので、
安心して施術を受けて頂けると思います。
また、整体施術においても、
東洋医学理論や鍼灸理論を加味して施術いたしますので、
整体施術によるアプローチも可能です。
日頃から貧血・貧血的な症状でお悩みの方は、
是非一度
京阪沿線 寝屋川市駅徒歩10分 寝屋川市出雲町にあります
しんどう整骨鍼灸院/整体院
電話 072-824-3115
本日もご覧いただきましてありがとうございました。