慢性症状でお困りの方へ

概要

病は何故おこるのか?起こる原因から考えられるその治し方とは?

病とはどのような状態か

ヒトの体は大まかに言うと様々な骨により骨格が形成され、
1.骨にくっ付き動かす筋肉
2.骨格によって保護された内臓・脳
3.栄養・老廃物などを運搬する血管・リンパ(循環系)
4.以上のすべての司令塔で情報を伝達する脳・神経系
で構成されています。 病とは、これらの一部分や関連する一連のパートが失調した状態ととらえる事が出来るのです。


疲れの蓄積が病の始まり

東洋医学で言われる「内因」のように、自分の体の中の問題が病の始まりの場合、多くは疲れの蓄積から起こっているといっても過言ではありません。ヒトの体は疲れると硬くなり、緊張している状態といえます。

硬く・緊張しているとは、筋肉に代表される柔部組織といわれる部分が正常な状態より柔軟性を失っている状態のため、筋肉などの柔部組織の中を通っている血管や神経を締め付けることになります。そうなると締め付けられた血管は十分に血液循環を司れなくなり、ますます筋肉が硬くなります。


筋肉が硬くなることで体が歪む

一方で締め付けられた神経は、正常な情報伝達を行うことが出来なくなり、ますます筋肉が硬くなる信号を送ってしまったり、痛みを強く感じてしまったりします。また、筋肉は一般に腱となって骨に付着しているので、筋肉が硬くなると、骨は僅かではあるが硬くなり、緊張した筋肉に引っ張られてズレが生じます。いわゆる歪みの発生です。

そしてこの歪みが背骨で起こると末梢神経の始まりである神経根で少なからず神経を圧迫する状態につながり、そこから先での正しい情報伝達が出来なくなるため、変に筋肉が緊張したりするのです。ちなみに、骨は多くの場合筋肉・腱などがくっ付いているので、緊張すると骨自身も締め付けられるような状態になり硬くなり(硬くなったように感じ)ます。


カラダが硬いと何も良いことはない

結局カラダが硬いという状態は何も良いことはありません!
健康の第一歩は「柔らかい体作り!」といっても過言ではないでしょう。
骨(関節が)が柔らかく感じる、筋肉が柔らかく感じる(コリが無い)状態がヒトの一番いい状態です。

◆◆ 診療のポイント ◆◆

当院の検査においても関節の動き・骨の動きがどうなっているかということを中心に診るようにしており、体が柔らかい状態になることを患者の方と共有できうる治療目標としています。また、治療者独自のものとして脈状の変化の目標でもあります。


ヒトの体の構成における循環系とは?

ヒトの体の構成における循環系は前述の『血液の循環とリンパの循環』以外に『脳脊髄液(CSF)の循環』という大事なものがあります。脳脊髄液は、脳と脊髄を包む硬膜という膜の中を満たす液体で、脳を保護したり脳と脊髄の物質代謝にかかわっています。

この流れが正常であることは、中枢神経および末梢神経の働きが活発になり、その結果自然治癒力が十分発揮されることになります。流れが正常あるいは活発であるためには、頭蓋骨の一つである後頭骨と骨盤の中心である仙骨という骨の動きが正常であることも必要です。

当院での治療法

仙骨の動きを正常にする為に骨盤矯正を行います。ただし、矯正といっても皆さんが想像するかもしれない「バキボキ」と音がするような方法ではなく、クサビ状の柔らかい枕のようなブロックをベットと骨盤の間に差し込み、自分の重みで矯正していく非常に優しい方法ですので痛みなどは全くありません。

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治る症状・治らない症状

整形外科的症状のうち、 「手術によって骨を固定してあることで起こっている症状」 「体内に異物が存在することで起こっている症状」 はまず治らないといえるでしょう。

当たり前のことですが、来院して頂かなければ治りません!!

割と多いですが、ご自分で症状を悪化させている場合。本人が意識しているものもあればしていないものもあります。

「ガン」は現代医学において治るようになってきたものもありますが、やはり現代医学においても厄介なものです。 ただし、ガン自体は外からやってきたものではないので考え方によっては自然治癒能力がきちんと働けば治るはず!という方々もおられます。



疲労が取れない方へ

疲労ということ

爽快な目覚め味わってますか!?毎日ではないにしても、皆さんは気持ちよく目覚めていますか? パッチリ目覚めると、その後の活動がスムーズですよね!?

でも、起きる時間になっても勝手に目覚めない、目は覚めるけどなかなか起きれない、 こういう時は、ようするに“疲れている”ことが多いと思います。

疲れている時って、目覚めの悪さ以外にも、「しんどい」「体が重い・だるい」「食欲不振」「眠い」などといった事も感じることが多いと思います。こんな症状なんとかしたいですよね!?

しかし、こういうことを感じない状態でも人は“疲労”しますし、『“疲労”が蓄積』していることがあります。『感じていない疲労・蓄積した疲労』は、しばしば突発的に症状を引き起こします。


ぎっくり腰は突発性症状の典型

「ぎっくり腰」などは、典型的な突発性症状です。朝起き上がろうとしたときや、洗顔している最中、後ろにあるものを取ろうとした瞬間などなど、通常はなんとも無い動作で急に腰に痛みを覚え、その後動けなくなったり、猛烈な痛みが治まらないといった状態になります。 整形外科を受診しても骨には異常が無く湿布や注射・お薬を処方されても、痛みは一向に治まらないといったこともあります。

他にも似たような症状は数多く存在しています。寝違い、急な頭痛、顔面神経麻痺、突発性難聴など様々な症状が急に襲ってきますが、ケガと違い原因の多くは体の色々な所に溜まった“疲労”といっても過言ではありません。当院ではこの“疲労”に着目し、これを解消する調整法を幅広い症状の治療ベースにしています。


なぜ疲労が症状を引き起こすのか

では、なぜ“疲労”はそのように様々な症状を引き起こすのでしょうか? 人は活動すると疲労します。つまり、疲労は活動の結果なのですが、ヒトが活動すると体中の細胞で “二酸化炭素”や“老廃物”などを生成します。生成された、いわゆる“疲労物質”が各細胞にそのまま存在すると、細胞は十分に働くことが出来なくなります。

場合によっては二酸化酸素過多により酸欠状態になったり、栄養・酸素不足から筋肉細胞などが引きつった様な状態や硬くなった状態になります。このような状態になると、『痙攣のような症状』や『肩こり』といわれる症状として我々の感じる所となります。


やがて全身に伝播する

体はその様な状態にならないよう、あるいはその様な状態を解消する為、生成された物質を血液によって肝臓や腎臓・脾臓などの臓器に運び、各臓器で分解した後体外に排出します。同時に各細胞に酸素と栄養を供給し常に細胞がベストの状態を保てるような仕組みになっています。そのため頑張った内臓は内臓で疲れます。疲れた内臓も引きつったり硬くなったりし、場合によっては歪みます。

疲れた内臓は本来の働きより能力が低下することになるため、睡眠中に自己修復し明日に備えているのです。しかし、睡眠中に十分修復できないと明日以降の能力低下が持ち越され、いつしか寝ても十分内蔵の能力が発揮できないという状況に陥ってしまいます。この先は負のスパイラル状態です。このような状態が実際の所の「疲労」だと考えられます。