院長紹介

概要

院長プロフィール

院長:神藤 英明 (シントウ ヒデアキ)

昭和57年
愛媛県今治市内の高等学校を卒業
昭和61年
東京の大学を卒業
平成元年
東京医療専門学校を卒業
あんま・指圧・マッサージ師、鍼灸師免許取得
平成17年
平成医療専門学校を卒業し、柔道整復師免許取得
平成3年~9年
大阪市内の病院リハビリテーション科勤務
平成9年~18年
寝屋川市の上山病院リハビリテーション科
並びに付属鍼灸整骨院勤務
平成18年11月
しんどう整骨鍼灸院開業

免許証・認定書

柔道整復師

▲柔道整復師

 
はり師

▲はり師

 
きゅう師

▲きゅう師

 
あん摩マッサージ師

▲あん摩マッサージ師

 
疲労回復協会認定書

▲疲労回復協会認定書

鍼灸師/治療家になった理由

自分が小学生の頃から食に興味がありずっと調理師になる道を考えていたが、周囲のアドバイスもあり大学に進学。その間に母がヘルニアで腰を痛めたことがきっかけで鍼灸師の世界に進むきっかけとなった。


—————小学~高校時代—————

もともと母は知り合いの方の紹介で長生医術という整体法を受けていた。その先生の歳はハッキリと覚えていないが、なかなかのお歳のお婆さんであった。全身を20~30分かけて詩吟を口ずさみながら揉みほぐし、それから矯正術を施していたようだった。

何度か一緒について行くうちに、少なからずその長生医術という整体に興味を覚えたのを覚えている。母はかなりの痛がり・怖がりであったが、そのお婆さん先生の整体では安心して施術を受けていたようだ。そしてなにより本当に体が楽になっていたようだった。しかし、あるときからその先生の元に通えなくなったか、お年のためにやめられたかで、かわって近所の整体院で施術を受けたとき、明らかに腰に痛みを覚えそれをきっかけに長い腰痛との日々が始まった。病院を何箇所か受診したが、どこも手術を勧められました。当時は今よりはるかに腰の手術に対する不安が大きい時代だったので、暫く我慢をしていたようだった。


—————大学~平成3年ごろ—————

その後、遠縁に当たる方が東京で治療院を営んでおられ、そちらをたより一度治療を受け、お灸の点をおろしてもらい自宅ですえる日々が続いた。一年ぐらいは本当に毎日のようにすえていたが、その甲斐あってか母の腰痛は徐々に良くなっていった。その間僕はお灸や鍼よりも、母が最初にお世話になっていた長生医術のお婆さんの施術が次第に凄い技術であったと感じるようになり、その技術を学びたいと思うようになっていた。

その技術を学ぶには長生学園という学校で学ぶ必要があったのだが、こちらの学校は国家資格としては「あんま・指圧・マッサージ師」の資格しか取れないということだった。他の学校では同じ年月で鍼灸師の免許まで取れるところもあるということと、「長生医術はその後でも学べる」と前出の遠縁の先生からアドバイスを頂き、他の学校に進むことになった。同時にその先生の下で働かせていただき、無事3年間で「あんま・指圧・マッサージ師」と「鍼灸師」の免許を取得するに至った。この間卒業したら長生医術を学ぼうとの思いがあったのですが、次第に鍼灸治療の奥の深さを知り、いつしか鍼灸治療の道に方向転換することとなった。この東京の先生の下では7年ほどお世話になったのだが、母の体調が悪くなり、平成3年大阪に。


—————平成3年~現在—————

大阪へ戻って以来、平成18年の開業までその大半を病院のリハビリ部門と付属の鍼灸整骨治療院で過ごす。また、その間、鍼灸の技術向上のため鍼灸の大家たる師匠の下で外弟子として4年間を過ごし、脈診を中心とした日本の伝統的鍼灸治療を学ぶ。師匠の下を離れた後も研鑽の日々。

平成18年11月に整骨鍼灸院を開業以来、保険施術の限界と問題、自費治療の必要性を感じる日々を過ごす。そして今回のホームページ公開をきっかけに、自費治療を中心とした治療院に生まれ変わり、今まで以上に多くの方の健康のために取り組んでいくつもりである。



院長インタビュー

最初に貴院のコンセプトをお聞かせ願えますか?

当院は『慢性的症状でお悩みの方のケア並びに、症状が悪化したり新たな症状が極力起こらないように予防とメンテナンスのケアを提供する自費中心の治療院』というポジションをとっています。


慢性的な症状で悩んでおられる方々は確かに多いと思いますが、なぜ自費による慢性症状のケアや予防に着目されたのでしょう?

整骨院においては急性期の外傷が保険対象となっており、保険が効く鍼灸施術は医師の同意書が必要になるため、保険施術では慢性症状にスムーズに対応しにくいという現状がありました。慢性的な症状で悩んでおられる方は数多くいらっしゃるので、そうした方々のお役に立てるものがあることをまず知っていただきたかったのです。

また予防ケアのように、出来るだけ症状が出ないよう、あるいは出ても極力軽くて済むように、体のメンテナンス・手入れを行うことが非常に大事なことだと考えています。症状がきつくなってしまうと日常の生活が出来ないことも起こり、場合によっては長い時間続くかもしれません。それを予防することは非常に有益なことではないでしょうか?残念ながら、現在の医療・保険には予防の仕組みはあまり存在していません。

慢性の症状を改善していくには、1~2回の施術ではなく一定の期間施術を受けて頂くことも必要です。しかし継続していただく為には、患者様のモチベーションが大事になってきます。 ですから自費ではありますが、保険では対応しにくい方々や保険の適応されない予防というカテゴリーの施術をしっかりと提供したいと考えております。


しかし自費となると皆さんのご負担も大きくなってしまいますね・・・

そうですね。ですから出来るだけ皆さんの負担が軽くなるよう何種類かの回数券的なものなどもご用意していきたいと思っています。 あと、自費は保険のように様々な制約に縛られることはありませんから、いろいろな施術を選んでいただけるメリットがあります。各種の施術の特徴などをしっかりとアナウンスとガイドをしお役に立てたらと思います。


非常に重要な意味を持つ『予防』に保険が効かないとは知りませんでした。保険といっても何でも適用できないので、施術を提供する側も保険施術であるがゆえのもどかしさというものがあるのですね?

『保険=安い』これは良いことですが、保険施術はどんな症状にでも効くものではなく施術単価も安いため、来院される皆様の全ての症状に十分な施術をして差し上げるというわけにはいかないのです。言葉は悪いですが、我々の業界では『保険は一種の集患ツール』といった側面があったと思います。しかし、今はもうそういう時代ではありません。患者の皆さんにも保険のことを一層ご理解いただき、適応されるものは使い、されないものは自費にて施術を受けて頂く。当たり前のことですが大事なことではないでしょうか。

当院は開業から7年を経過しましたが、その間保険の仕組みを皆様にご理解いただき、自費の必要性やメリットをお伝えし続けてきました。これからも自費でも多くの方が継続してご来院頂けるような流れや仕組みを提供していきたいと思っています。


継続してご来院頂けるような流れや仕組みといいますと?

当然のことですが、施術前の問診はしっかりと丁寧に行います。すぐに施術をするのではなく、肩を上げたり腰を動かしたりと各種検査を行います。これにより悪い個所がどこなのか、本当に施術すべき点はどこなのかを患者様にもわかってもらうことができます。

この検査は施術の前後に行って、いわゆるビフォーアフターを体感いただいています。こうすることで症状の変化が少ない場合でも、体は変化・反応していることに気づいて頂けるため、良い方向に向かっていると感じて頂けます。それが次回の施術に対する期待とともに「続けてみよう」という気持ちが生まれて継続につながると考えています。さきほど説明した回数券も継続の仕組みの一つです。


貴院の施術についてですが、かなりソフトな施術だそうですね。

当院は『痛くない』『怖くない』を原則にしていますので、施術は非常にソフトなのが特色です。『痛くない』というだけでなく、ソフトな施術のほうが治療効果が高いという一面があります。

鍼灸治療では鍼は1mm程度しか刺しません。場合によっては0.1mm以下ですので、手を離すと鍼は倒れてしまいます。でも動いてもとれません。それが浅いのにしっかりと刺さっているという状態です。

また、整体では『バキボキしない』『微圧』な方法で施術します。ことに『微圧』な技法として“手圧(しゅあつ)”と称した手技で施術し、瞬間ウトウトしてしまう患者様も見受けられます。


そういえば「岩盤チップつぼ経絡調整」という施術メニューはどのようなものですか?

これは「痛くない!鍼を使わない鍼治療!!?」といってアピールしているものですが、鍼の代わりに100円玉くらいの“岩盤チップ”といわれるものを使う施術です。チップは皮膚に置くだけなので絶対に痛くありません。よく髪の毛ほどの細い鍼を使うので痛くないとうたっている治療院がありますが、どんなに細くても刺す限りは完全無痛というわけにはいきません。ですから、「鍼には興味はあるけれど痛そうだから…」という方にはうってつけです。

昔から鍼に代わるものは無いかといろいろ試していたのですが、岩盤チップ”は鍼の代わりを十分果たしてくれそうです。あ、そうそう「痛くない」ということ以外に、ツボにテープで固定しておことで仕事中や睡眠中でも治療可能といったところも優れていますね。僕はよく寝るときに使って朝すっきり目覚めています!


他にも「ブロック」を使用した施術も特徴的ですね。

これは仰向けに寝た状態で、体とベットの間にくさび状の柔らかいブロックを差し入れ、体の重みで骨盤のゆがみを整えるものです。人体の循環には血液とリンパがよく知られていますが、もうひとつ脳脊髄液というものの循環も存在します。

実は骨盤のゆがみを整えることは、この脳脊髄液の循環を良くすることにつながります。脳脊髄液はその名の通り、脳と脊髄を包み込み老廃物を運び出しています。脳脊髄液がうまく循環すると神経系統の中枢である脳と脊髄を効率よく働かせることが出来、自然治癒力をアップさせることにつながります。


ヒトの体を調整するのにも色々な方法があるんですね。
では最後に治療院としての今後のビジョンをお聞かせください。

今後は「治療院における総合診療科」と思っていただけるよう技術の向上と、『治療というサービス』を新たに総合的な形で提供していくことを目標にしています。

特に、「難病」的な症状の方で、あまり当院で経験のない症状の方々を中心に“ラボ”という部門を立ち上げ、皆さんのお役にたてるサービスの提供を行ってみたいと思っています。恐らく「難病的」な症状は一般的な慢性症状以上に治療過程は長くなることが予想されるでしょうし、その治療方法もフォーミュラーなものでは対応しきれないと思われます。ですからそういった部分を一つ一つ解決していく必要があるでしょから、新たな治療サービスを構築していければと思っています。


具体的にはどういうことでしょうか?

一定の条件をクリアしていただける方を対象にモニター的な形で施術を提供させていただく、など幾つかのケースを考えられればと思っています。
症例が増えれば他の皆さんにより正確な治療計画を提示出来ることになりますので、新たに多くの方々のお役にたてるようになるのではないかと考えています。