概要
頸肩背中
首の痛み
●首の痛みの原因とは?
首の痛みといえば「寝違え」「頚部椎間板ヘルニア」「頚部後縦靭帯硬化症」などが上げられますが、首そのものに問題があると首の痛み以外にも、“手指や腕の痺れや痛み”の原因になっているケースも多いです。
「寝違え」の場合、首周辺の筋肉の硬さ・こわばりが直接の原因になっていることが多く、「頚部椎間板ヘルニア」「頚部後縦靭帯硬化症」は軟骨・靭帯の変形・変性によって起こっていると考えていいでしょう。
直接の原因はそうであっても、その本当の原因や症状を悪化させている原因がほかにある場合も多いものです。
「寝違え」は筋肉がこわばっていることで起こっているのは確かですが、頚椎や鎖骨・肋骨の歪みがそれを引き起こしていることも多いです。
●首の痛みの治し方
しつこい「寝違え」の場合単純にこわばった筋肉を緩めることだけでは(なかなか)良くならない場合があります。こういう場合は、“頚椎” “鎖骨”“肋骨”の歪みも一緒に調えてあげる必要があります。場合によっては、それらの歪みでさえも別のところが原因になっていることさえもあるため、“寝違え=首の問題”とするのではなく、本来全身の問題を調整する必要があります。
「頚部椎間板ヘルニア」「頚部後縦靭帯硬化症」は軟骨や靭帯の軟骨・靭帯の変形・変性で起こっていることは間違いないのですが、場合によってはその周辺の他の軟部組織が硬くなって症状が悪化していたり、症状改善の妨げになっていることも多いものです。これらによって起こっている症状に対しても、他の症状同様、歪んだ骨格を整え、硬くなった軟部組織を軟らかくし血流を改善することが、かなり有効な手段だと考えます。
◆◆ 院長からワインポイント ◆◆
首周りの症状を考えてみましたが、それらも“疲労の蓄積”が根本原因といっても過言ではありません。全身の疲労を解消し、だるま落しのようにバランスを崩した体を元にもどし、元気を回復して今お悩みの症状を改善しましょう!当院で行う調整はいわゆる「バキボキ」しない“矯正”“整体”ですのでご安心下さい。
肩の痛み・五十肩
●五十肩とは?
肩こりと並んでよく耳にする五十肩。病院では肩関節周囲炎として扱われることが多くなってきました。五十肩の極めつけは確かに肩関節周囲炎とよばれ、肩周りの各種の柔部組織(筋肉を中心に腱や人体など骨以外の部分)に何らかの原因によって炎症が起こっているものがあります。しかし、整形外科で何の問題も見当たらず、炎症も認めにくいものもあります。
●五十肩の治し方
痛み止めや湿布を処方されても一向に良くならない場合は、炎症というより、筋肉の引きつり・コリといった事も考えられます。しかし、これらも単純に揉み解せばすぐに良くなるというものでもありません。時間の経過が長いものほど引きつったり・硬くなったコリは一度緩んでもまた硬くなろうとします。これを出来るだけ長持ちさせる為に一定の間隔で一定期間施術を行う必要があります。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
よく「来た道を一歩ずつ戻っていく必要がある」と言われるように、悪くなった過程を逆戻りしていく必要があります。一足飛びには戻れません。しかし、その時間を短縮することは出来るのです。その為には局所に対する施術だけでなく、全身循環の改善をはじめとして全身調整を図り治癒能力を高めることが肝要です。
肩こり
●肩こりなぜ起こる?
日本人の多くの人が感じるという肩こり。なぜ肩こりは起こるのでしょうか?背骨が歪んでいる(ストレートバックなど)、姿勢が悪い(猫背など)、同じ姿勢を続ける・長い間凝視する、整形外科的な骨などの問題を抱えている(頸椎ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性頚椎症など)、内科的な疾患に起因するもの(胃腸疾患、肝障害、糖尿病など)などの原因があります。
よく言われる話ですが、肩こりと腰痛はヒトが四足歩行から二足歩行になった宿命といわれます。どういうことかと言うと、頭と言う重いボール(おおよそ体重の一割といわれる)を頸椎という一本の柱だけで支え、首肩の筋肉がその頸椎を補強して実際に支えています。その支えるということが凝りにつながります。筋肉が支えるという限りは筋肉が緊張することは避けられないのですが、ヒトの背骨は横から見た場合S字状に湾曲しています。その状態が正常に存在している場合、頭の重みはうまく分散され肩こりは起こりにくくなっています。
しかし、そのバランスが崩れると頭の重みが分散されることなく一部の肩・首の筋肉に負担がかかるようになり筋肉の緊張が過度になりいわゆる凝った状態になるのです。つまり、ある種の肩こりは筋肉が必要以上に緊張した場合に起こります。猫背に代表される悪い姿勢からくる肩こりはこの仕組みによって起こります。整形外科的な問題は、背骨から出てくる神経を刺激し、その刺激が筋肉を緊張させることにより肩こりが起こります。内科的な原因は、内臓体壁反射として内臓の不調があると体表の一定の場所が引きつるというものです。 同じ姿勢を続けたり・長い間凝視するということは、筋肉の持続緊張なので次第に筋肉が硬くなりコリとなります。
●肩こりの治し方
以上のような理由で肩こりはおこりますが、肩こりという症状は表面の出来ごとで、その原因となっているものが整形外科的・内科的なものはそれらに対するアプローチが根本的な肩こり治療ということになります。悪い姿勢や継続した同じ姿勢・長い間凝視するなどは、それをやめれば原因は解消されますので根本的な治療というのはありませんが、長期間にわたってこれらのことが続いた状態はいわゆる体の歪みとなってしまっているので、この歪を矯正していく必要があります(猫背などその典型的なものです)。従って、肩こりといえどもその状況によっては、つらい部分を揉み解すだけではあまり問題解決にはならないものも多数あります。病院では肩こりは病気とは考えませんし、あまり真剣にとりあってくれません。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
「風邪は万病のもと」とはよく言いますが、我々の世界では「肩こりは万病のもと!」と言っても過言ではありません。よく肩こりがひどいと風邪をひきやすい、とおっしゃる方がおられますが、これなどはその典型ではないでしょうか。 皆さんもたかが「肩こり」と思わず、肩こりを起こしている原因まで取り除き色々な病気に発展しないようお気を付けください!
腰周辺
腰の痛み
●腰痛のタイプは様々
単純に「腰痛」といえるものから、その背景に「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」「脊椎分離症」などハッキリと整形外科で原因を認められるものや、その他整形外科では問題が見当たらないものもあります。その中には大きな意味で内臓に起因するものもあります。
「胃腸タイプ」「肝臓タイプ」「すい臓タイプ(いわゆる糖尿病)」「婦人科タイプ(子宮や卵巣に関係するタイプ)」などがあげられます。いずれにしても変化がなかなか現れない腰痛などはそのバックグランドに何らかの本当の原因が隠れている場合が多いです。当院では特にそういったタイプのものを鑑別し対応するよう心がけています。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
整形外科が扱う症状のなかでどのトラブルにも共通する非常に治りにくい・治らないものとして、オペをして金属的なもので固定し留置してある場合、骨の変化・変形が原因になっている場合はかなり難しいと思われます。
当院では、問診の際にしっかりとチェックさせていただきますが、こういったタイプの方にはよくご説明をさせていただき施術はお断りする場合もあります。患者様に過大な期待とお時間・お支払いをしていただくことは本意ではございませんので、皆様に最善と思われる方法を提示させていただくよう心がけております。
膝・各関節
膝・関節の痛み
●関節の痛みには2種類
膝を筆頭に肘・足首・手首などの関節の痛みもよくみられる症状です。特に膝の痛みはお年をめした方やスポーツをされている方などに多くみられます。
関節が痛いと訴えられた場合、
1.実際に解剖学的に言われる関節そのものが痛んでいる場合
2.関節そのものは損傷や変化はしていないもの
があります。
解剖学的にいう関節とは、一般に関節包といわれる結合組織性の膜で覆われている部分をいいます。そして、この部分のどこかで変化が起こっているときに痛みが発生します。
その変化には、
■ 軟骨の損傷や磨り減り
■ 骨そのものの変形あるいはそれに伴う関節の隙間の減少
■ 関節包の内面を裏打ちする滑膜の炎症や腫れ
■ 関節包内に存在する滑液(よく水が溜まるといわれる“水”の増加)
などがあげられます。
●関節の痛みにどう対処すべきか?
これらの変化のうち軟骨や骨そのものは急にはその変化は止められませんし変形したものなどは元には戻りません。それ以外の変化に対していかにアプローチするかが関節の痛みに対する対応になります。
その対応は、
■ 炎症を出来るだけ速く鎮める。
■ 炎症を鎮める為に、血流や滑液が出来るだけ循環するようにする
■ その為にも、循環を妨げている筋肉を中心とする軟部組織の緊張・硬さを取り除く
■ そして、それら緊張や硬さを引き起こしたり増長させたりしている原因を取り除いたり調整したりする
■ その調整する部分は、骨盤や背骨であることが多くこれらを調整することで全身の体液の流れが良くなり結果として局所循環を早め症状の改善を促進する
などなど、当院では関節が痛いといって単純にその部分だけをマッサージしていくということはありません。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
どこが本当に悪い原因なのか、症状を余計に悪くさせたり、良くなる妨げをしている部分はないか、などいろいろな観点から分析し、少しでもお楽に、少しでも速く良くなっていただけるよう総合的に施術を行い必要なアドバイスをさせていただきます。
疲労回復
●疲れていると・・・
疲労状態では筋肉など軟部組織が硬くなっていきます。軟部組織が硬くなると結果として骨格が歪みだします。また内臓の能力低下が引き起こされ、内臓そのものも硬くなったり引きつったり、ゆがんだ骨格の影響を受けたりもして歪んだりもします。
以上の状態は血流の低下を招き、放置しておくとさらに硬くなったり・ゆがんだり・血流低下が進んでいきます。
●疲労を回復させるには?
疲労を回復するには、
■ 硬くなった部分を緩めることで各部分が本来の形状に戻り、
■ 納まるべき所に納まり、
■ 血行を改善し、
■ 全ての細胞に十分に血液を送り、
■ 送られた血液によって十分な酸素と栄養が送られ、
■ 作られた二酸化炭素や老廃物を各細胞から運び出し
■ それらを分解し体外に排出されるよう、
■ 必要な臓器に運ばれるように調整してあげる
ことが大事になります。
以上のことは各臓器そのものにも当てはまるので、
各臓器レベルでも「硬くなった部分を緩める」以下の調整を行うことが調整という観点では最短で疲労を回復できる流れと考えられるでしょう。
もっと短縮する為には食事と睡眠ということも考える必要があると思います。今後、当院は「総合せい体ラボ」としてこのあたりのことも随時発信していきたいと考えています。
●疲労回復整体について
疲労回復を実現するものとして「疲労回復整体」という整体法があります。しんどう整骨鍼灸院ではこの整体法をとりいれ、以前から行っている施術に落とし込み「皆様の疲労を解消し、元気を回復していただく施術」を提供してまいります。その基本治療を「ベーシックケア/疲労解消!元気回復整体」として位置づけ皆様にご提供させていただいております。
ベーシックケアは、痛みを伴わない骨盤矯正と手圧による
全身の血液循環の改善を
目標とした施術になっています。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
全ての症状には「疲労」は必ず伴っていると考えますので、しんどう整骨鍼灸院では全ての治療メニューに「ベーシックケア」を取り入れております。 「なかなかとれない疲れ」「各種慢性症状」などでお悩みの方、一度当院の各ケアをお試し下さい!! もちろん急性症状にも対応いたしておりますので、こちらもお気軽にご相談下さい。
皮膚トラブル
●皮膚と大腸・肺の関係
「ニキビ・吹き出物」「乾燥肌」「アトピー皮膚炎」などがよく見受けられるトラブルでしょうか。皮膚の問題は、東洋医学においては大腸と肺の変動としてとらえられることが多いです。大腸と肺は裏表の関係とされ、「肺は皮毛を司る」といい、肺がしっかり働いていると皮膚はしっとり・つやつやしていると考えられています。
肌荒れや吹き出物があらわれている時って、便秘やお通じの具合が悪いこと多くないですか?これは先ほどの大腸と肺の関係から起こっていると思われます。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
当院では、皮膚・お肌のトラブルは腸や肺の働きを良く整えることを中心に対応することが多いです。もちろんその他の原因を考えたり、体全体のバランスを考え調整したりもします。皆さんのトラブルではいかがですか?一度ご相談下さい。
女性のトラブル
●ホルモンバランスとの関連
女性のトラブルと言っても多岐にわたりますが、おもなもので「冷え性」「生理痛」「月経不順」」「不妊」「更年期障害」等々。非常に多くの症状が見受けられますが、どれをとっても共通して子宮や卵巣の位置異常やホルモンバランスが大きく関わっています。位置異常やホルモンバランスを整える必要があり、その他の部位との関連も深く、実際に調整が必要な場所と考える必要があります。ことにホルモンバランスは現代医学でもその調整は非常に難しい部分です。
●脳・頭蓋骨へのアプローチ
我々の世界では西洋医学のように直接ホルモンを投与して関わることは出来ませんが、ヒトが本来自然に調整しているこの仕組みも、その自然に調整している機能を元に戻すお手伝いをすることで対応しているケースがほとんどです。女性特有の症状は子宮・卵巣とそれらに働きかける脳の視床下部や下垂体と言われる部分でホルモンの調整が行われているため、脳にアプローチする必要もあります。
とはいえ我々は脳を直接触ることなど出来ませんし、現代医学でもなかなか踏み込めない領域です。ではどのようにアプローチするかというと、頭蓋骨を調整するという方法です。脳は頭蓋骨という箱によって覆われ保護されていますが、この箱の形や繋ぎ目が正しくないと中身である脳は微妙ですがその影響をうけ、正常に働けなくなると考えられています。結果、先ほどの視床下部や下垂体も正しく十分に機能出来なくなりホルモンバランスが崩れるという事が起こってきます。
◆◆ 院長からワンポイント ◆◆
頭蓋骨を整えることも必要となってきます。ただし、整えると言っても非常にデリケートな部分でもありますので、それこそ「バキボキ」なんてことはしません。テレビなどで時々みかける「小顔」の為の整体と称し痛そうなことをしたりすると、良くなるどころか余計に悪くなりそうです。デリケートな部分はほんとにソフトな、それこそ触れるという感覚で十分整うものなのです。
余談ですが、頭蓋骨を整うと確かに「小顔」になっていくようです。ただし、頭蓋骨の直接的なアプローチだけではないようですが。当院では女性の様々な症状には、特に全身調整というアプローチをしております。そしてそのアプローチもやはりけっして痛いものではございませんので、どうか安心してご相談ください。